『仮想通貨初心者講座』Level3では主要通貨のビットコインについて説明しました。
Level4ではビットコイン以外の仮想通貨『アルトコイン』について書いていきます。
目次
アルトコインとビットコインの違い!アルトコインとは?なぜ必要?
アルトコインは前述の通り、ビットコイン以外の全ての仮想通貨を指します。
仮想通貨(ビットコイン)を得るために、マイニング(採掘)が行われてきました。
マイニングの仕組みについて簡単に説明すると、ビットコインはみんなで共有する1つの大きな取引台帳に記載をする仕組みで、これを追記していく作業が必要です。しかしこの追記作業は膨大な計算処理が必要なため、これを手伝ってくれる有志の人に、そのお礼としてビットコインが支払われます。
ビットコイン全体が健全に運用されるように頑張ってくれた報酬ですね。
しかし、取引が増えていくほどにマイニングの難易度が上がるため、
「新しく仮想通貨を作る試みが活発になってきた」という背景があります。
アルトコインの種類について
ビットコイン以降に作られた仮想通貨の多くが値上がりして価値が高くなっているため、
「新たな仮想通貨を作って早く手を入れれば、恩恵をたくさん得られるのでは?」と考えられ始めます。
それによって、沢山のアルトコインが作られるようになりました。
『すでに1000通貨を超えている』とも言われます。
確認できているだけでも800は確実に存在します。(2017年5月段階)
ここまでくるとわかるのは、存在意義の少ない通貨や信頼されない通貨は
値上がりをしないどころか、無価値になる可能性があるということです。
通貨が成り立つには「信頼と需要(実際に取引に使われる)」の2つが不可欠なため、
ただ作られただけの通貨には値がほとんどつかずに終わってしまうでしょう。
アルトコインが乱立する理由
ビットコインはネット上の仮想通貨として2009年に誕生し、ほぼ無価値だったものが、
2017年となっては1BTC=約30万円という金額にまで跳ね上がりました。
一説に、開発者は約1100億円規模の資産を保有していると言われています。
こうなると、先行者利益を狙って新たな仮想通貨を生み出すことが、
ビッグビジネスになりうるということが周知となり、
第2のビットコインを狙って次から次へと開発が進んでいます。
仮想通貨を作る上でのブログラムは、ビットコイン開発者の中本氏の論文により完全にオープンにされているので、
論文を読んでプログラムを見ればどのような作りになっているのか一目瞭然なので、
初期段階で大変な思いをすることなく、アルトコインを開発できてしまうというわけです。
最初に作られたアルトコインは?
最初に作られたアルトコインは「ライトコイン(Litecoin)」です。
ライトコインはビットコインに対するユーザーへの不満などを改善していくことで、
ビットコインとは違った独自性を持ち、存在価値を高めることに成功しています。
2017年1月時点で1LTC=4ドルだったのが、2017年5月には30ドルと、8倍以上になっています。
今後も値上がりを続ける可能性が高い、仮想通貨の一つと言えるでしょう。
代表的なアルトコイン
前述のライトコインを始め、以下が代表的なアルトコインの一部です。
- Ethereum(イーサリアム)
- Litecoin(ライトコイン)
- Ripple(リップル)
- NEM(ネム)
- Monero(モネロ)
- Dash(ダッシュ)
- Dogecoin(ドージコイン)
- Stellar Lumens(ステラ ルーメン)
- Golem(ゴーレム)
- MONA(モナーコイン)
モナーコインは日本発祥で2chの関連通貨です。
中でも、以下のコインは個人的にも注目しているコインです。
注目すべきアルトコイン
- Ethereum(イーサリアム)
- Ripple(リップル)
- NEM(ネム)
今はビットコインを始め、アルトコインが軒並み上昇しているため、
どれを買っても得をしてしまうようなレベルです。
とはいえ、何度も言っていることにはなりますが、
余剰金(なくなっても納得できるお金)で買うようにしましょう。
サクッとですが、仮想通貨を一通り説明しましたので、ここから本格的に購入手順へと進んでいきます。
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- 仮想通貨とは?電子マネーとの違いや代表的な通貨について【1】
- 仮想通貨(ビットコイン)に危険性はないのか?メリットやデメリットについて【2】
- 主要仮想通貨「ビットコイン(BTC)」とは?誰が作った?価値の変遷について【3】
- ビットコインとアルトコインの違いは?アルトコインの種類や成り立ち・乱立する理由【4】