ビットコインFXの暴落で全資金を飛ばして追証(借金)となった経緯

どうも、SHINです。

今回は、ビットコインで全証拠金を飛ばして追証(借金)になった経緯について、書いていきたいと思います。

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ビットコイン暴落で1600万円を失った経緯

ビットコイン暴落記録3

私は1月16日時点で、bitFlyerにおいて約540万円の証拠金でFXトレードをしておりました。

また、約600万円をbitFlyerの現物口座に入れ、ビットコインを保有しておりました。

合計で1100万円ほどをビットフライヤーの口座に入れていたことになります。

この1180万円というのは、元々最初に口座に入れたのは2017年の3月、30万円スタートでした。

そこから少しずつ増やしたり減ったりを繰り返し、一部出金をしつつ、
1月時点で1100万円が口座に入っていた状況です。

そこからこのツイートをすることになり、全ての証拠金+現物保有金を失い、さらに450万円を請求される追証となったのは、1月16日の17時過ぎのことです。

持っていたのは30枚(約5400万円分=レバレッジ15倍=1BTC172万)のロングポジションです。

今考えれば、証拠金の500万円に対してはかなりの大きな枚数になっていたことを痛感します。

そのタイミングで買いポジションを入れた理由

ビットコイン暴落記録

これについては短期的な反発狙いです。(あくまで下落トレンドであることは承知の上でした。)

画像のように、195万の時点からすでに23万円近く落ちておりました。

ここで私は、短期的な反発を予想し、1BTC172万円のところで30枚の買いポジションを保有しました。

(私は基本的にFXでは長期保有をしません)

ビットコイン暴落記録2

既にこれだけ下げた後なので、一旦戻るだろうと考え、175万〜178万付近の利益確定を狙ってました。
形だけ見れば、暴落後で一旦買いポジションを持ちたくなる場所でした。

目論見を早まった感はありますが、今見ても買い場としての可能性を考えてしまう場所です。
(ただやはり今考えると、大きな下ひげもなくこれだけ危険が囁かれている中でしたから、暴挙でしたが…)

もし仮に180万円までつければ、30枚のロング保有で、240万円の利益です。
そして所用があり、10分ほど画面から離れました。

当然、根拠やビジョンなく全力でロングポジションを持ったわけではないですが、
レバレッジを考えると明らかに許容枚数はオーバーしていたと思います。

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ビットコイン大暴落〜サーキットブレイクの瞬間と追証確定まで

ビットコイン暴落記録

その後、どうなったかはみなさんが知ってる通りです。
上記画像のように15分近くで、170万円から105万付近まで下落しています。

私はその間、何度も決済(損切り)をしようと思いました。

最初に気づいたのは162万円くらいだったと思いますが、その時点で-240万。
500万円の証拠金に対しては絶望的な損失金額だったので、このまま50%でロスカットされるな、と思いました。

ビットコイン暴落記録5

ですが、損切りはできず、50%を超えてもロスカットはされませんでした。
その後はサーキットブレイクが発動し、あれよあれよと150万台へ突入。

気づけば、損失は600万円近くに。この時点でもポジションが切られません。
当然のように、操作は不能な状態です。

ビットコイン暴落記録4

そして遂に140万円、130万台へ突入し、遂に損失は1200万以上に。
しかし、いつまでたっても保有ポジションは無くなりません。

最終的に切られたのは、125万円。
入れていた証拠金に対して、実に3倍以上の損失です。

これは先ほどのツイートの通りです。

今思っていること・考えていること

今回の件はたまたま、私のツイートがタイミング良かったのか沢山の反応を頂きましたが、同様の損害を被った人は沢山います。
私以上の損失額である人も相当数いるでしょう。

逆に言えば、FXはゼロサムゲームの仕組みである以上、それだけ儲かった人もいるということです。
これを理解して投資をしていた以上、本来何も言う資格はありません。

ただ、追証というシステムについての理解は圧倒的に足りませんでした。

実際に500万円の証拠金に対して1600万円という3倍以上の損失に膨らんでしまうこと。
証拠金がなくなるだけでなく、日本円の入金分やBTC保有分にまで損失が拡大し、その上で450万円の借金、という形になってしまうこと。

これは50%でロスカットというシステムを過信しすぎた結果です。
ロスカットが通常通り正しく機能していれば、-250万円程の損失で済んでいたでしょう。

個人的にはやはり、今回のサーキットブレイクが起こる時のbitFlyerにおけるロスカットのタイミングについてはやはり今でも疑問が残ります。

おそらく、現物を保有していたり日本円を多く入金している人なんかは、ロスカットが後回しになったのではないでしょうか。(DMでは「もっと手前で切られた」「CBのはずが奇跡的に助かった」という話もありました)

より多くを口座に入れている人の中から、利益が出た人へと受け渡しがされているのではと邪推もしてしまいます。
まぁこの辺りのことは完全に予測にすぎないですし、いつまでも言ってても仕方ありません。

本当に諦めきれないのであれば、弁護士を立てて訴訟をし、年単位でそこと向き合ってく必要があります。
ブラックボックスに手を突っ込み、お金はともかく、かなりの労力をかけることになります。

この辺りのことや今後どうするかは、また別記事で書ければと思ってます。

 

私が今回、自分の資産レベルで考えると、深手を負ったのは事実です。

昨日まで現物600万円+証拠金600万円の計1200万でFXに取り組んでいたのに、
気づいたら一瞬で全部0になり、さらに450万円を支払うという惨状ですから。
また、これとは関係なく前年度の税金がのしかかってきます。

これ以上ないほど気持ちのいいコツコツドカンです。

また16日までと同じ水準に戻すなら、まず追証の450万円を支払い、さらに50万円ほどを入金し、
また50万から500万、1000万と増やしていく作業を続けていくことになります。

それに、一瞬の資金管理ミスでまた同じことが起こる可能性は決して0ではありません。

たった一瞬のロングポジション(あるいはショートポジション)で強めに仕掛けた時にCBが起こったら、また同じ結末を辿るでしょう。

そういう意味で、

・追証が起こりうるFX取引所の危険性
・このようなCBが起こる時の無力で不利すぎる待遇
・そもそも過重にのしかかる税金システム

この辺りのことを考えると、いくら激しいボラティリティに魅力があろうとも、
ビットコインFXに毎日張り付くことの期待値は、実は少ないのかもしれません。

ビットコインFXで毎日数十万レベルで勝てるようになると、色々と錯覚を起こします。
私はある意味、中毒のような感じもありました。

正直、2017年6月以降は毎月プラス収支を出し続けていたので、すっかり慢心していました。
今回のようなCBに巻き込まれることがなければこれからも間違いなく勝てると、今でも思っているほど重症です。

私はビットコインFXはあくまで一種のゲーム・収入分散として考え、現物の長期保有に対するリスク分散と考えていましたが、
結局ロングをして焼かれてしまっては何の意味もなかったですね。

追証の存在するFX自体、ある程度のリターンを望むのであれば、
それ以上に人生を破滅させる得体のしれないリスクを常に背負っている
ということは今回当事者として経験する中で強く再認識しました。

そして、もっと長期投資目線で、そして人生単位で自分に投資をしていこうと、個人的に思った次第です。
FX自体は多分やめませんが、追証のない口座の使用、そして総資産からのウエイトを減らしてさらに余剰資金で行なっていきます。

 

とにかく、今後もビットコインではこのような激しい値動きは起こるでしょうし、
BTCが500万円を超えて、その後また一瞬で250万円になるかもしれません。

はたまた200万円まで上がったと思いきや、再度100万円を切るかもしれません。
一瞬で、ほぼ無価値になることだってあるかもしれないですよね。

その辺りのことは正直予測のしようがないです。

ですが一つ言えるのは、またCBが発動するほどの値動きというのは必ず起こるでしょう。
その時にたまたま大きく張っていて巻き込まれてしまっては、それまでの年単位のプラスが全て吹っ飛びます。

今FXをしている方におかれましては、常に慢心せず、ぜひ、十分に気をつけてほしいです。

長くなりましたが、記事をお読み頂きありがとうございました。

 

P.S.

ビットコインFXを再スタートするにあたって、追証のない海外の取引所「BITMEX」を使用し始めました。

日本語にも対応しており、入金や使用感も慣れればバッチリで、何より借金を背負う可能性が0なので。

興味ある方は以下の記事も読んでみてください。

BITMEXでビットコインFXをしてみた使用感レビュー!bitFlyerとの比較まとめ

 

最後に改めて「bitFlyer」のロスカット・追証ルールを貼っておきます。

しっかり確認しておくようにしましょう。

Lightning FX/Futures ロスカット・追証

追証ルール

証拠金維持率が 80% を下回った場合、追証ルールが適応されます。ただし、相場が急激に変動した場合には、ロスカットルールが適用され、証拠金の額を上回る損失が生じることがあります。 この場合、お客様は速やかに金銭を充当し不足金を解消する必要があります。 追証ルールは次のとおりです。

  1. すべての未約定の新規注文が失効(取消)されます。
  2. 証拠金維持率が 80% 超となるように、3 銀行営業日以内に追加の証拠金を預け入れてください。 証拠金維持率が 80% を下回ってから、3 銀行営業日後の 17 時時点で証拠金維持率が 80% を下回っている場合、ロスカットルールが適応されます。

ロスカットルール

相場が急激に変動した場合には、ロスカットルールが適用されても、証拠金の額を上回る損失が生じることがあります。この場合、お客様は速やかに金銭を充当し不足金を解消する必要があります。

発生した不足金額以上の現金を入金いただけない場合、当社が任意でお客様の bitFlyer アカウントから Lightning FX/Futures 口座への振替入金手続きを行うことがあります。 その際、不足金額の充当に必要な場合にあっては、当社が任意で bitFlyer アカウントからの出金・ビットコインの送付指示を取消すこと、注文を取消すこと、 お預りする仮想通貨等の資産を処分すること、処分の対価を含むお客様が当社に預託している金銭をお客様が当社に負担している債務の弁済に充当することがあります。

ロスカットルールは次のとおりです。

  1. すべての未約定の新規注文が失効(取消)されます。
  2. (1) の結果、なお証拠金維持率がロスカット水準を下回っている場合、Lightning FX/Futures の全建玉を自動的に反対売買して決済します(ロスカット注文)。
  3. ロスカット注文は、全建玉に対して成行で決済注文を行います。
  4. ロスカットルールが適用されると、全建玉の決済注文が約定するまで取引を再開することができません。
  5. 不足金が出た場合、仮想通貨のご送付、日本円ご出金、bitWire は停止します。

現在、最もおすすめのビットコイン取引所

現在最もおすすめできるビットコイン取引所は「bybit」です。

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海外取引所ではありますが、国内大手のビットコインFX取引所と比較してみても全くヒケを取らないです。

24 件のコメント

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